巨人の凋落ぶりが見るに堪えない今日のこの頃・・・。高橋監督に代わり新鮮な風が起こるかと思いきや、スタメン、先発ローテの顔ぶれも原監督の頃と特に変わりなし・・・。「打てない打線」は去年にも増して打てなくなっているし、日本一と言われた投手陣はたった1年で見る影もなく崩壊している・・・。

最近はよく大リーグ中継、田中将大の試合を見るのだが、ヤンキースの弱さがちょうど巨人の弱さに似ている。両チームともベテランが多く、打線に活気がない。ヤンキースではAロッド、テシェイラ、ベルトラン・・・。巨人では村田、阿部、長野・・・。何れも全く破壊力、爆発力が無い。そこそこは打つため首脳陣も使うのだろうが、正直言ってあまり戦力になっていない。

ヤクルトには山田、DeNAには筒香、広島には鈴木といった若手が順調に育ってきているのに対し、巨人にはそういった生きのいい若手(ホームランバッター)がいない。巨人ファンからすれば、大田や岡本といった4番候補を育てて欲しいのだが、阿部、村田、長野の出場が邪魔な形となってなかなか経験を積めないでいる。

どんなに才能があっても、試合に出て経験を積めなければ、山田や筒香のようにはなれない。

巨人復活のカギはベテランに見切りをつけ、若手育成に切り替える点に尽きる。今現在、巨人のクリーンナップは坂本、長野、阿部。それに続く得点源として村田、ギャレットが続いているが、正直、頼りになる打者は坂本ぐらいだ。

問題なのが、4番に入った長野、続く阿部、村田も、打点が少なすぎる点だ。交流戦が終わった6月末現在、長野の打点が22で、村田に至っては打点が18。他チームの主力が軒並み40打点以上を挙げているのと比べれば、その打点の少なさは異常だ。勝負弱さ、打線のじり貧さが際立っている。

巨人が弱い理由は、「打てない打線」と言うよりは「打てない打者を並べている打線」に原因がある。端的に言えば、4番バッターがいないのだ。

今の巨人で4番に座れるバッターは坂本か新外国人のギャレットぐらいだろう。「爆発力」や「打点率」を考えれば、長打の無い長野や村田、阿部では点の取れない打線となってしまう。対戦相手から見ても、長野、村田、阿部ではもはや誰も怖がってはくれない。

長野、村田、阿部では、どうしても山田、筒香に見劣りしてしまう。

巨人復活のカギは、山田(ヤ)、筒香(DeNA)、柳田(ソ)、中田(日ハム)に見劣りしないぐらいの4番を育てること。そして、その若手育成のためにも、阿部、村田、長野など、衰えを見せるベテランには見切りをつける点にあるだろう。

弱い巨人、復活のカギは4番育成とベテラン斬り!?
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