ワイン党だった自分が日本酒に目覚めた一本が、この「飛良泉(ひらいずみ)」の山廃純米酒。秋田県南部、鳥海山と日本海に挟まれたにかほ市で作られている日本酒で、蔵元は長享元年(1487年・室町時代中期)創業、日本最古といわれる日本酒、伝統蔵です。
たまたま頂いた日本酒がこの飛良泉の「山廃純米酒」でした。山廃仕込み、そして純米の日本酒なので、とても濃厚な味わいです。ところが、意外にフルーティーな香りもあってなかなか上品。一口でたちまちファンになってしまいました。おすすめ。美味しいです。
もっとも、味わい以上に“日本最古の蔵”というフレーズにやられてしまったようですが・・・。
ちなみに「山廃」というのは、簡単に言えば手間のかかる昔ながらの醸造方法のこと。現在では一部の蔵でしか採用されていない醸造方法です。
自分は日本酒やワインをよく飲んでますが、日本酒では秋田をはじめ東北地方の日本酒を飲むことが多いです。
「越乃寒梅」、「久保田」、そして幻のお酒「十四代」・・・。
これら有名な銘柄は飲んだことがありませんが、自分の経験では、杜氏の顔が見えるようなお酒、つまり日本酒の品質が「数値」としてきちんと書かれているお酒であれば大丈夫だと思います。美味しいと思います。
◆日本酒の選び方
日本酒の選び方としては「純米酒」、「本醸造酒」、「吟醸酒」、「大吟醸酒」などと明記されているお酒を選ぶといいかもしれません。これらの表記はきちんと規格を守っていなければ表記出来ないからです。よって、よく目にする2リットルのパック酒などは大抵これらの表記がありません。というより表記出来ないのです。
日本酒のグレードとしては、「普通酒」→「純米酒、本醸造酒」→「特別純米酒、特別本醸造酒」→「吟醸酒」→「大吟醸酒」という具合にランクが上がって行きます。
◆甘口と辛口の違い
甘口、辛口の見分け方としてはラベルに書いてある「日本酒度」や「酸度」を参考にします。日本酒の一般的な平均値は日本酒度が「+3」、酸度が「1.3」ぐらいです。日本酒度・酸度が平均値よりプラスであれば「辛口で淡麗」なお酒。逆にマイナスであれば「甘口で濃醇(のうじゅん)」という訳です。
飛良泉の山廃純米酒の場合は、日本酒度が「+4.0」、酸度が「1.5」なので、淡麗辛口ぎみのお酒ということになります。最近はこの飛良泉に限らず、淡麗辛口の日本酒が多いようですね。
もっと簡単に言えば、「純米酒」はコクと旨みのある日本酒。「吟醸・大吟醸酒」はキレと香りのある日本酒といった感じでしょうか。
何故かビールや焼酎はほとんど飲みません。自分でもちょっと不思議な感じです・・・。
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飛良泉本舗 公式サイト
山形「十四代」蔵元、高木酒造を訪ねる 【All About】
お酒にはからきし弱いのですが
好奇心だけは人一倍・・・・
日本酒の銘柄ってなかなかおもしろいものだと思います。
そのお酒が産み出された地域や思いが
ギュッと凝縮され、イメージ化され
声に出してみたいほどのネーミング ありませんか?
お酒の味は分からないけれど
銘柄にはこだわってみたい そんな気持ちです。
自分はお酒飲むとすぐ眠くなってしまいます。そんな訳で量を飲まない分ちょっと銘柄にこだわってます。日本酒やワインって種類も多いのでなかなか楽しいです。
ネーミングで「いいなあ」と思う事よくありますよね。「飛良泉」も独特の由来があって面白いです。ここでは「飛」という漢字に惚れました~
元麻布に期間限定「吟醸バー蔵72」オープン!
こんにちは!吟醸酒のイベントの記事を書きましたのでTBさせていただきました。よろしければ、ご訪問ください。
はじめまして。
自分は、いっつもお酒選び失敗して無駄遣いしてしまっていたので、お陰さまでとても参考になりました。
新酒が一番美味しいに越したことないですが、シーズンなったら即買わないとすぐ完売してしまうようですね。
呑も呑もさん、コメントありがとうございました!
新酒は確かに魅力がありますね。うちにも暮れになると新酒や生酒の宣伝が色々届くのでつい散在してしまいます。日本酒のフルーティさはボージョレなどにも負けないものがあると思うんですけどね。