メジャー1年目の大谷翔平。今日、ニュースでトミー・ジョン手術を選択したと聞いて正直驚いた。てっきり田中将大と同じ治療法を選択するものと思っていた。
とはいえ、バッターとしては9月26日時点でホームラン21本、57打点の好成績を挙げている。ルーキーとしては立派な成績だ。ニュースでも松井秀喜の1年目の成績を抜いたと話題になっていた。
でも、このホームラン21本、57打点という数字は110試合出場しての成績。普通のバッターのようにフル出場した場合の成績ではない。おまけに、大谷の場合は投手としての調整もあって代打での出場も多かった。
メジャーリーグのレギュラーシーズンは日本の試合数よりも多く、全部で162試合もある。そこで、大谷翔平の9月末時点のホームラン数、打点を、162試合フル出場したものとして換算してみた。
打数はフォアボールなどもあるので1試合3.5打席として計算。162試合なので567打数として換算してみると・・・。
ホームラン38本。
103打点。
打率は打数が増えてもそうは変わらないだろうから、2割8分といったところ。ついでに言えば、盗塁数は16盗塁になる(トリプルスリーには届かず)。
でも、このホームラン38本、103打点という数字。実は凄い数字。9月26日時点でのア・リーグ打撃ランキングに照らし合わせると、ホームランは4位タイの成績。38本塁打は、チームメイトのマイク・トラウトと同じ本数だ。
そして、打点もア・リーグで4位タイ。エンゼルスではアップトンの83打点が最高だから、この時点でチームトップの打点を挙げていることになる。
ついでに言えば、ナ・リーグの9月26日時点でのホームラン数、打点のトップがそれぞれ36本、110打点だから、大谷翔平のホームラン38本は既にそれを超えている。打点も7点差だから十分タイトルを狙える位置だ。
大谷翔平のトミー・ジョン手術のニュースは確かに残念。でも、バッターとしてフル出場するのなら、もしかしたら打撃部門でタイトル争いをする大谷翔平を見られるかもしれない。それはそれで楽しみな気がする。