ブラジルで開催されている2014FIFAワールドカップ。日本は世界との差を見せつけらる残念な結果となってしまったが、SNS上での関心度では、日本が世界230カ国中1位だったらしい。
アドビシステムズの調査によれば、ワールドカップへの関心度でトップだったのが日本。その関心度は37%で、2位のイギリス(11%)を大きく引き離している。開催国のブラジルは反対運動の影響か9%の3位、以下、4位ドイツが8%、5位米国が同じく8%と続いている。
つまり、日本はワールドカップを支えるサポーターとして見れば、ダントツの優勝というわけだ。
今回のワールドカップではゴミ拾いをする日本人サポーターの姿が世界中で話題となったが、まさに日本人のサッカー愛、ワールドカップ愛が行動となって表れたのだろう。
また、関心度調査では、アジアパシフィック地域のワールドカップへの関心度が全体の48%を占めていることも報じている。つまり、日本だけでなく、世界人口の4割を占めるアジアの人々が、ワールドカップに対して非常に高い関心を寄せているということになる。
惜しむらくは、そのアジア枠の出場国がワールドカップで1勝もできなかったこと。惨敗を喫したのは日本だけではない。韓国もイランもオーストラリアも、何れも結果を見れば1勝もできずに終わってしまった。
「オーストラリアは良い試合をした。イランはアルゼンチン相手によく頑張った。韓国はただの実力不足。一番失望させられたのが日本だ。切腹すべきだ」
これは中国のサッカーファンがアジア勢を総括したコメントだが、まさに言い得て妙。辛辣なコメントに反論したくもなるが、コロンビアの控えに完敗を喫したことを考えれば、悔しいがぐうの音も出ない。
4チーム12試合、0勝3分9敗の結果に、既にアメリカメディアは「W杯のアジア枠が削減されるかも知れない」と報じている。ワールドカップへの関心が高いとされる我々としては心外な報道だが、関心度の高さと実力、成績が比例しないのもまた事実。以前からささやかれていたアジア枠削減論が再び再燃することになってしまうかもしれない。
今回ワールドカップに出場できなかった他のアジアの国、人々にとっては、ブラジルでのアジア勢の姿はとてもふがいなく、まるで悪夢を見ているかのように映ったに違いない。
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SNS上でのワールドカップへの関心度、世界230カ国中1位が日本
W杯アジア最後の希望、韓国戦・・・中国ネットすでにアジア勢を総括「失望させた日本、切腹すべき」