ジダン(本名ジネディーヌ・ヤジッド・ジダン Zinedine Yazid Zidane)に一体何があったのだろう・・・。イタリア優勝のニュースが早朝に飛び込んできて一喜一憂していたところ、それと同時に、フランスのジダン選手がイタリアのマテラッツィ選手に対して「頭突き」を見舞うという、なんとも衝撃的なシーンが一緒に飛び込んできました。
延長戦の後半、ジダン選手はゴールに迫ったもののマテラッツィ選手の厳しいマークにあってゴール出来ませんでした。まあそこまではよくある何でもないシーンでしたが、どうやらその後のシーン、自陣に戻りながらマテラッツィ選手と交わした会話に何か問題があったようです。苦笑いしながら引き返したかのように見えましたが、さらに追い打ちの一言があったのか、ジダンは突然きびすを返し、K1ファイターばりの強烈な頭突きを相手の胸に食らわすのでした。
転倒するマテラッツィ・・・。レッドカードで退場するジダンの目には、うっすらと涙があったそうです・・・。
世間ではジダンのとった行為のことを「愚か」とか「お粗末」などと言っています。でも、そもそもくだらないことを言ったであろうマテラッツィこそ「愚か」なんじゅないかと思う。というより、ジダンから最高の舞台を奪い去ったその罪はかなり重い気がする。第一、手よりも口のほうが暴力的なことだってあるんだから、手を出したジダンを非難するよりも、先ずは言葉の暴力を浴びせたマテラッツィを責めるべきなんじゃないか・・・と。
もっとも事の真相も分らずにマテラッツィ選手を責めるのも、かなりお粗末な気もしますが・・・。でも・・・。イタリアは堅守、カテナチオ(かんぬきの意)が自慢なんだから、口にも「かんぬき」をしとけよって言いたいところです。
ジダンといえばその涼しい顔立ちからラフプレーとは無縁の選手と思っていましたが、どうやら胸に秘める想いはかなり熱いものがあるようですね。やっぱり負けず嫌いなのかな?でもそのくらい誇り高くないと世界のトップには立てないんでしょうね。
現役最後の試合、しかもワールドカップ決勝という最高の舞台で、表彰式にも顔を出さずに去っていったジダン。「サッカー史上最も偉大な選手の一人」と評価されるサッカー選手の、その胸中はいかばかりであったのだろう・・・。
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Zinedine Zidane(公式サイト)
Real Madrid C.F. Official Web Site
サッカーのことを全く分かっていない私ですが・・・
今期この決勝を最後の舞台に
引退を決めているジダンが
意味もなくあんな行動をするとはどう見ても考えられないですね
いろいろな苦労を背負った人生を送ってきたのでしょう
サッカーは彼にとって全てであったに違いないのに・・
言葉の暴力 もしそれが本当なら
絶対に許しがたいです
この真相 憶測でなくハッキリさせてほしいですね!
近くジダン自らがこのことについて話すそうですね。「極めて深刻な」言葉だったとジダンの代理人が述べているあたり、マテラッツィはかなり侮辱的な発言をしたようですね。
W杯決勝ではマテラッツィの反則でジダンがゴール、イタリア同点ゴールもマテラッツィ、そしてジダンを退場に追いやったのもマテラッツィ・・・。「陰のMVPはマテラッツィ」なんて揶揄されてるあたり、みんなジダンに同情的なんでしょうね。