猫の恩返しストーリーも主題歌「風になる」も良かった！

ジブリのアニメ「猫の恩返し 」が面白かった。見た人の評判がいまいちだったので今まで見なかったけど、ほんわかしたストーリーで笑いありホロリありの面白さ。何故これが面白くないの？って感じだった。

監督が森田宏幸監督なので、厳密に言えばジブリアニメではあっても「宮崎アニメ」ではないのかもしれない。けれども、むしろ最近の宮崎監督のアニメよりも面白い気がした。というよりは、原作の柊あおいのストーリーが面白いってことなんだろう。

あと、主題歌「風になる」が良かった。つじあやのさんが歌う柔らかなカントリー調のメロディーで、猫の国をめぐるファンタスティックなストーリーともぴったりな感じ。主人公の吉岡ハルがバロンやムタたちとワルツを踊ってるみたいで、映画と同様にとても印象的な曲だった。

風になる : つじあやの　(公式PV)

原作では猫の男爵、バロンがもの凄くくカッコイイらしい。でも、映画ではどちらかというと太っちょのブタ・・・じゃなくてムタのほうが、なんとなく気になる感じ。基本的にこのムタが面白すぎるのだ。この映画、その意味でも、笑い、笑い、そして笑い・・・の映画だと思う。

ちなみに、主人公「吉岡ハル」の声を担当していたのが池脇千鶴。そして、バロンの本名は「フンベルト・フォン・ジッキンゲン」。映画観てて、何気にこの2点が妙に気になった。

ハルの声を演じてたのが声優ではなかったことに驚き。茶目っ気たっぷりの声で、声優顔負けの上手さ。さすがは女優というべきか。これなら声優にこだわらなくても良いのかもしれない。

それにしても、「猫の恩返し」というタイトルの付け方が上手い。このアニメ、大人でも十分楽しめるし、家族で見るのもいいかもしれない。

Reviewer: ごまめ – 2008-07-06

猫の恩返しストーリーも主題歌「風になる」も良かった！