2006年1月27日はモーツァルト生誕250年の記念日だそうです。CDショップでモーツァルト、モーツァルトと盛んにアピールしているので一体何だと思いきや、どうやら生誕250周年、モーツァルトにとってもファンにとっても節目の記念日だったようです。
モーツァルト、本名ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)は1756年オーストリア・ザルツブルク生まれ。5歳にしてクラヴィア(ピアノの前身)をマスターしたという天才音楽家で、その生涯にわたり交響曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノソナタ、オペラ、声楽など様々なジャンルで600曲以上もの優れた作品を残しました。
中でもオペラは世界中の人々を魅了、「フィガロの結婚」や「ドン・ジョバンニ」、「魔笛」等、没後250年を経った今でも変わらず愛され続けています。ちなみに父レオポルト・モーツァルト(Leopold Mozart)もザルツブルクの宮廷作曲家、バイオリン奏者として有名な音楽家だったようです。
■モーツァルト大全集
第01巻:交響曲全集(全51曲)ドイツ・グラモフォン
第02巻:セレナード全集(全12曲)フィリップス
第03巻:ディヴェルティメント全集(全36曲)フィリップス
第04巻:舞曲と行進曲全集(全236曲)デッカ
第05巻:ピアノ協奏曲全集(全29曲)フィリップス
第06巻:ヴァイオリン協奏曲全集(全12曲)ドイツ・グラモフォン
第07巻:管楽のための協奏曲全集(全16曲)ドイツ・グラモフォン
第08巻:弦楽四重奏曲全集(全23曲)ドイツ・グラモフォン
第09巻:弦楽五重奏曲、三重奏曲全集(全22曲)ドイツ・グラモフォン
第10巻:ピアノ四重奏曲&三重奏曲全集(全 9曲)フィリップス
第11巻:管楽のための室内楽曲全集(全28曲)ドイツ・グラモフォン
第12巻:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ全集(全40曲)フィリップス
第13巻:ピアノ・ソナタ全集(全19曲)フィリップス
第14巻:ピアノ小品、4手のための作品、オルガン作品全集(全81曲)フィリップス
第15巻:初期イタリア・オペラ(全 5曲)ドイツ・グラモフォン
第16巻:中期イタリア・オペラ(全 5曲)ドイツ・グラモフォン
第17巻:後期イタリア・オペラ(全 4曲)ドイツ・グラモフォン
第18巻:ドイツ語オペラ(全 6曲)フィリップス
第19巻:コンサート・アリア全集(全80曲)ドイツ・グラモフォン
第20巻:劇場のための音楽/フリーメーソンのための音楽(全20曲)フィリップス
第21巻:ミサ曲全集(全18曲)フィリップス
第22巻:宗教作品(全30曲)フィリップス
第23巻:歌曲、カノン全集(全79曲)フィリップス
第24巻:編曲作品(全 2曲)デッカ
そんなモーツアルトですが、生誕250年ということで世間でも大騒ぎになっています。NHKでは1月30日からBSハイビジョン(午前7時45分、午後9時50分)と衛星第2(午前8時01分、午後6時50分)で「毎日モーツァルト」なる番組が始まります。なんでもモーツァルトの生涯をたどりながら、約240曲もの交響曲や協奏曲を「毎日流す」のだそうです。一方ラジオも負けてはおらず、ラジオ日本では「クラシカル・ナイト(日曜午後10時)」と称してモーツァルトの曲を3月まで放送するそうです。
まさにモーツァルト・フィーバーといった感じですが、中でも生誕250周年の目玉ともいえる企画がユニバーサル・ミュージックが放つ「モーツァルト大全集」です。CD180枚組みというボリューム、ほぼ全作品を網羅したというベスト盤は、ぶっ通しで聴き続ければ7日半かかるというまさにモーツァルト全集。ユニバーサルの担当者から「これでどうだぁ!」と言われているような感じで、ファンとしてもそのレクイエム・パンチにノックアウトといったところです。発売前から話題を呼び、既に100セット以上の予約があるそうです。
モーツァルトの音楽・音色は音楽療法(ミュージックセラピー)としても人気な模様です。その旋律が心身をリラックスさせる副交感神経を刺激、不眠症などのストレスや現代病を和らげる効果があるのだそうです。そういえば病院の待合室などではよくクラシックが流れてますよね。患者さんに少しでもリラックスしてもらおうという、さり気ない配慮だったんですね。
モーツァルトイヤーの今年、その人気はしばらく続きそうです。
ベスト・モーツァルト100
Melody Selection ベストセラーランキング
モーツァルトは好きですよ
アイネクライネ・・やディヴェルティメントは
いつ聞いても 魂の中に染み込んでくる感じがします。
自分の一番中庸な感覚を取り戻せるのです。
軽やかで穏やかで伸びやかなメロディーが
自分の中に満ちてくるのが分かります。
今年は生誕250年だったのですね。
コンサートチケット、これからでも取れるかしら??
ぜひ聞いてみたくなりました。
中庸な感覚ですか。モーツァルト、クラシックにはどこかそう感じさせるところがあるのかもしれませんね。奥が深いです。自分は色々なことに左右されがちなので大変です。いつも中庸というか、一本芯の通った言動をしたいと思っているんですが、これがなかなか出来ないんですよね~。
モーツァルト、今年は色々なところで聴けるんでしょうね。小澤征爾さんも体調が心配ですが、ぜひタクトを振ってほしいです。