→「氷壁|NHK土曜ドラマ」
20世紀を代表する作家、井上靖さんの代表作「氷壁」。私が本格的に読んだ初めての長編小説です。
小説の内容はネタばれもあるので割愛しますが、簡単に言うと友情と恋愛を描いた人間ドラマと言ったところ。奥穂高に挑んだ二人の男の友情や恋愛をドラマティックに描いたストーリーで、井上靖さんの的確かつ流麗な文章も魅力です。
小説が発表された昭和31年当時は新聞小説の全盛期、「氷壁」もその波に乗って大反響を呼んだそうです。
そもそもは小学生の頃に国語の授業で読んだことがきっかけ。当時の先生が無類の「井上靖好き」で、教科書を無視してまでこの「氷壁」を授業で使っていました。今考えると、先生は本当に井上靖さんが好きだったんだなあと、ちょっと懐かしく思い出されます。
井上靖さんは「闘牛」で芥川賞を受賞(昭和25年)、その後も「天平の甍」で芸術選奨(昭和33年)、「おろしや国酔夢譚」で日本文学大賞(昭和44年)、「孔子」で野間文芸賞(平成元年)を受賞するなど、次々と名作を産み出しています。
切れるはずのないザイルが切れてしまった・・・。その理由を求めて奔走する主人公・・・そして・・・。
子供に読ませたい本としても定評のある一冊。2006年1月にはNHKで「鹿男あをによし」でお馴染みの玉木宏さん主演によるドラマも放送されました(土曜ドラマ)。
氷壁、おすすめです。
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井上靖記念館
あすなろ物語 井上靖
子供に読ませたい本 井上靖「氷壁」
先生が無類の「井上靖好き」・・・なんだか良く分かります。
そんな先生 あちこちに居そうです(笑
私が読んだ井上靖といえば「敦煌」「星と祭」「額田女王」
なんかでしょうか・・・
どれも昔のことです。
主人と最初に行ったデートは琵琶湖の畔にあるお寺に
十一面観音を見に行ったのです・・変わってますね~
その観音様の事がたしか「星と祭」には書かれてました。
うちの夫 ごたぶんに漏れず無類の「井上靖好き」な・・・
何だか懐かしくなりました。
井上靖さんの「敦煌」は確か映画かドラマで見たような気がします。西田敏行さんが出てくる・・・。井上靖さんの小説では「四角い船」もなかなかでした。
>>主人と最初に行ったデートは琵琶湖の畔にあるお寺に
十一面観音を見に行ったのです・・変わってますね~
いやいや、湖畔のデートなんてロマンティックですよ。自分もそんなデートしたいです。ほんと。
「星と祭」という小説は知りませんでした。タイトルも良いし、なんだか興味が沸いてきました。ご主人も井上靖さんが好きなんですね。いいです。いいですね~。
氷壁
来年の1月14日からNHK土曜ドラマで、井上靖原作の「氷壁」がスタート
するそうです。
「氷壁」は、ザイルの問題を扱った社会派の山岳小悦として、私も高校生くらい
の頃に読んだことがあり、とても印象に残っている小説のひとつです。
この小説では、美那子という女性…
『氷壁』 井上靖
氷壁新潮社このアイテムの詳細を見る
著者名 井上靖 初めて讀んだ年(西暦) 1974
出版社 新潮文庫 値段 忘れた
お薦め度 : ☆☆☆☆☆
私の愛讀書のひとつ。
初めて讀んだのは中學2年の時だつた。
前穗東壁を登攀中にナイロン製のザイルが切れてしまふといふ、實際にあつた事件をモデルにした山岳小説。
冬の前穗東壁を登つてゐる時、パートナーの小坂が滑落して中吊りになつてしまふ。
主人公の魚津�…
氷壁 井上靖 ●
氷壁井上 靖 新潮社 1963-11by G-Tools
再読。
奥穂高の難所に挑んだ小坂乙彦の滑落死。パートナーだった魚津恭太は、小阪の技術を信頼しており、滑落の原因は、ザイルが切れた事だと考えています。しかし、その最新のザイルは「切れるはずがない」との見解が出されており、小坂が自殺したのではないか、あるいは、魚津がザイルを切ったのではないか、など、様々な憶測が魚津の周りを飛び交い、彼を苦しめます。
生き残った魚津と、小坂の恋人であった人妻・美那子、美那子の夫・八代、魚津を慕う小坂…
:氷壁
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TVサントラ 氷壁
NHK土曜ドラマ「氷壁」オリジナル・サウンドトラック
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山登りは辛い、けれど愉しい。
それは頂上へ着いた瞬間、今まで背負ってきた重い荷物が。
急にワタアメになってしまったような感覚。
初めの頃はおしゃべりに花が咲いても…
こんばんは。ご報告遅れましたがTBさせていただきました。お返しのTBどうもありがとうございました。
うわぁ~、原作がすごく気になるところです^^
いつか読んでみたいです☆
「K2」が最近話題になっているが・・・
「K2」が最近話題になっているが・・・
ことらこそありがとうございました。ドラマはK2ですね。先週見忘れたのが無念です。小説の方もおすすめですよ。