Xtraice.Surya Bonaly_215 / XTRAICE
長野冬季オリンピックから10年・・・。それを記念するアイスショー「長野メモリアルオンアイス2008」がテレビで放送されていました。
エキシビジョンのようなショー形式の催しでしたが、村主章枝さんに本田武史さん、そして大トリには荒川静香さんのイナバウアーと、こういうフィギュアスケートもなかなかいいなあ・・・って感じ。改めてアイスショーの面白さを再確認しました。
中でも印象的だったのが、フランスのスルヤ・ボナリー選手。黒人の選手だったので、「へぇ黒人のフィギュア選手もいるのかあ」って感じで見てたら、なんと、
くるっと・・・まわって・・・バク宙を・・・
え？って感じw まあ横のジャンプがあるなら縦のジャンプもあるだろ・・・とは思っていましたが、まさか本当にやってしまう選手がいるとは・・・。ある意味、今まで見たフィギュアの中で一番びっくりしたよ。
なんでも、スルヤ・ボナリーさんはこのバク宙・・・いや、バックフリップの名手なんだそうです。そして、現役時代の長野オリンピックでは、この禁止されているバックフリップをフリーの演技で飛んでしまったのだとか・・・（4分00秒頃）。荒川静香さんも得点とは関係の無いイナバウアーを披露しましたが、ボナリー選手はさらに上をいく「禁止」されている禁断の大技、バックフリップを披露してしまったようです・・・。凄いです。かなりの傾奇者（かぶきもの）です。
女子フィギュアスケートで史上初めて4回転ジャンプを成功した人もボナリー選手だと言うし、やっぱり黒人選手の運動神経は凄いな・・・と改めて感心（いや、今さらだけど）。もっとも、公式国際大会での4回転成功は結局出来なかったようなので、やはり成功させてしまった安藤美姫さんはもっと凄いのかも・・・。
フィギュアスケートも、アイスショーだと色々な「遊び心満載」の演技ができ、またバックフリップのような大技もOKな模様。そう考えると、厳格な公式競技に比べ、アイスショーにはまだまだフィギュアの秘めた楽しさ、魅力がありそうな感じです。個人的には「バックフリップ」なんていうれっきとした名前があるんだから、競技のほうにもこの技を加えれば面白いのに・・・って思うんですけどね。
ところで、バク宙って変換できないですね・・・。と思ったら、正式には「後方宙返り」と言うみたい。ボナリー選手の宙返りもこれだったんですね。
フィギュアスケート特集 【@nifty】
フィギュアスケート・アルバム～銀盤のクラシック～
荒川静香 Shizuka Arakawa
浅田真央 Mao Asada
中野友加里 Yukari Nakano
安藤美姫 Miki Ando
武田奈也 Nana Takeda
村主章枝 Fumie Suguri
鈴木明子 Akiko Suzuki
高橋大輔 Daisuke Takahashi
織田信成 Nobunari Oda
アシュレイ・ワグナー Ashley Wagner
カロリーナ・コストナー Carolina Kostner
ザラ・ヘッケン Sarah Hecken
はじめまして。
日本人選手で過去バックフリップを披露していたのは、今やとぼけた解説で有名な、元世界選手権銅メダリストの佐野稔さんがいます。
その後、試合でのバックフリップは禁止されました。
ボナリー選手は実力があるのに、芸術性重視のかつての採点法下ではなかなか評価されず、世界的大会での優勝の二文字には見放され続けました。その結果が試合での審判への批判的意味合いのあれにつながったのでした。
佐野さんや、ゼロックスCMでの経営者ブラッドリー君のバックフリップが抱え込み系なのに対して、ボナリー選手のそれは伸身系のスワン型であることがもっとすごいと私は思います。
ボナリー選手は本当に身体能力が高く、トレーニングに器械体操を取り入れていることでも有名でした。段違い平行棒を披露する映像が当時よく放送されたものでした・・・
エミリさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
「とぼけた解説」で分かりましたw あの人ですね・・・。
佐野稔さんもバックフリップが飛べたとは。というか、世界選手権で銅メダル獲ってたとは知りませんでした。男子も昔は強かったんですね～。
>>ボナリー選手のそれは伸身系のスワン型であることがもっとすごいと私は思います。
確かに足が伸びてますね・・・。考えてみればバク転で伸身は難しいし、やはり凄いですね～。しかもボナリー選手は片足で着地してるし。得点が伸びなかったのはやっぱり黒人であることが影響したんでしょうかね・・・。