オールディーズの名曲「ラ・バンバ」。「ラ・バンバ」はロス・ロボスのヒット曲として有名ですが、実はこの曲を作った人、オリジナルはリッチー・ヴァレンス。バディ・ホリーやエディー・コクランと同様、50’sを代表する伝説的ロックスターです。
ヒスパニック系のメロディーをロックンロールに大胆に注入、スペイン語の響きがとても個性的です。その歌声は郷愁を誘うメロディーラインもあってどこか悲しげ。その後の彼の運命を暗示しているようです。
恋人ドナに捧げた可憐なバラード「ドナ」、メキシコ民謡をロックにアレンジした「ラ・バンバ」。この2曲はメキシコ系アメリカ人としては異例の大ヒットとなりました。
■Rockin’ All Night: The Best of Ritchie Valens (# : Billboard)
01. That’s My Little Suzie (#55 Hot100)
02. Cry Cry Cry
03. Ooh! My Head
04. La Bamba (#22 Hot100) 試聴 iTunes
05. We Belong Together
06. Framed
07. Bluebirds over the Mountain
08. Come on, Let’s Go (#42 Pop)
09. Donna (#2 Hot100)
10. Ritchie’s Blues
11. Boney Maroney
12. Little Girl (#92 Hot100)
13. Hi-Tone
14. Fast Freight
15. Stay Beside Me
16. Hurry Up
17. Paddi-Wack Song
18. Dooby Dooby Wah
19. In a Turkish Town
20. Rockin’ All Night
21. Malaguena
22. Big Baby Blues
5曲目「We Belong Together」、19曲目「In A Turkish Town」。この2曲は「Donna」に匹敵する名バラードで、共に哀愁に満ちた音色が心に響いてきます。
このアルバムは選曲的にベスト。人気のライノ・レコード盤には「We Belong Together」が収録されていません。なかなか難しいです。
ロックスターとして絶頂期にあったリッチー・ヴァレンス。ところがそんな彼に突然の悲劇が訪れます。
ツアー中であった彼は、「ペギー・スー」で知られるバディ・ホリー、「シャンティリー・レース」のビッグ・ボッパーと共に飛行機をチャーターします。しかし、3人の乗った小型のボナンザ機は、途中、雪と嵐に遭遇してしまうのです・・・。
この時、リッチー・ヴァレンスは17歳、あまりにも早すぎる旅立ちでした。
伝説の人となったリッチー・ヴァレンス。彼の人生は映画「ラ・バンバ」の中で見ることができます。そのエンディングで流れていた曲が5曲目「We Belong Together」。胸をしめつける切ないメロディーに涙が止まりませんでした。
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