黄金桂(おうごんけい)は別名「金の烏龍茶」とも呼ばれる中国伝統の烏龍茶。一般の烏龍茶に比べて発酵度が低く(30パーセントぐらい)、その水色はとても鮮やかな黄金色をしています。また「桂」の字からも分るように、かすかに金木犀(キンモクセイ)の香りもする不思議なお茶。中国では烏龍茶と同じ「青茶」に分類されていますが、限りなく緑茶に近い瑞々しいお茶です。

中国ではお茶の発酵度によって緑茶(不発酵)、白茶(微発酵)、黄茶(微発酵)、青茶(半発酵)、紅茶(完全発酵)、黒茶(後発酵)の6種類と、緑茶に花の香りを加えた花茶(ジャスミン茶とか)の7種類に分けられるそうです。その意味で言えば、黄金桂は色から言って黄茶になるんじゃない?とも思いますが、種類分けではどうやら青茶になるらしいです。もっとも黄金桂が緑茶になるんだったら、白茶の高級茶白毫銀針(バイハオインジェン」の立場が無くなっちゃうんですけどね。

中国茶の種類(代表茶)
緑茶 : 西湖龍井、碧螺春、黄山毛峰
花茶 : 茉莉花茶(ジャスミン茶)、玖瑰花(バラ茶)
白茶 : 白毛銀針、寿眉、白牡丹
黄茶 : 君山銀針、黄大茶
青茶 : 烏龍茶、鉄観音、黄金桂、水仙
紅茶 : 祁門紅茶(キーマン茶)、茘枝紅茶(ライチ茶)、正山小種(ラプサン・スーチョン)
黒茶 ; 普耳茶(プーアル茶)

中国といえば烏龍茶ですが、一番飲まれているのは実は緑茶だそうです。でも茶葉を蒸す日本と違い、中国では釜煎りが主流だとか。中国緑茶の代表銘柄龍井茶(ろんじんちゃ) 」などは、日本茶の清清しさに中国茶らしい香ばしさが光るとても爽やかなお茶です。一方、烏龍茶は日本で一番馴染みのある中国茶。半発酵のお茶で、種類によって発酵度も15-75%まで色々です。今回飲んだ黄金桂はだいたい30パーセントぐらい。花の香りのような独特な芳香が印象的です。

また中国茶で忘れてならないのがキーマン茶 。キーマン茶は世界三大銘茶の1つとして数えられる紅茶で、その独特の芳香からイギリス貴族の間で「蘭の花の香り」として愛されていたお茶です。エキゾチックな香りがとても魅力的です。

お茶を煎れる時のお湯の温度は、緑茶・白茶・黄茶の場合は70-80度ぐらい。花茶・青茶・紅茶・黒茶の場合は90-100度ぐらいです。お茶は温度によって微妙に味や香りに影響がでるんだそうです。そういえばペ・ヨンジュンさんおすすめの七色亜茶(なないろあちゃ)なんてお茶がありましたね。なんでも温度によって味と香りが七色に変化するとか・・・。ちなみにプーアル茶は煎れる前にお湯で軽く洗いましょう。けっこう埃やごみが入ってるらしいので。

発酵食品は体に良いって言うけど、もしかしたらお茶も発酵茶のほうが体にいいのかも・・・。

金の烏龍茶「黄金桂」。おすすめです。

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中国茶の種類 【ウーマン・エキサイト Garboガルボ】

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金の烏龍茶「黄金桂」 中国茶/種類:青茶
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金の烏龍茶「黄金桂」 中国茶/種類:青茶」への2件のフィードバック

  • 2006-04-25 08:01
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    娘はペットボトルのウーロン茶をよく飲むんですよ・・
    でもね 私の中国茶はspecialtea
    美味しく中華菓子をいただくためだったり
    疲れた気持ちを癒す時だったり
    もっと 気軽に楽しんだらいいんでしょうね
    あ、そうそう 中国茶では一煎目のお茶は必ずこぼして捨ててしまうんですよ
    中国のお茶の製造管理からいっても お茶の葉を軽く洗うという考えはあるみたいですね

    返信
  • 2006-04-25 20:30
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    ペットボトルのウーロン茶、やっぱり定番ですね。自分も良く飲みますが、やっぱり時々はスペシャルなお茶を飲みたくなります。専門店のお茶だから美味しいんだけど、なによりそのティータイムが貴重に思えるんですよね。お酒の時間より神聖というか、健康的だし・・・。
    >あ、そうそう 中国茶では一煎目のお茶は必ずこぼして捨ててしまうんですよ
    やっぱり・・・。自分は今までプーアル茶だけは軽く洗ってましたが、烏龍茶やジャスミン茶はそのままお湯をジャーっといれてました。
    というよりは中国茶の飲み方のマナーですよね。最初は確か香りを楽しむとか・・・。自分は中国茶も日本茶も紅茶のティーカップで飲んでるので、どうもその辺がいかんのですよね。中国茶も専用の茶器で飲むと、また新たな発見があるんでしょうね。

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