ソチ五輪フィギュアスケート団体の羽生結弦(はにゅうゆづる)の演技を見ていてビックリ。演技の素晴らしさもそうなのだが、テーマ曲の欄に『ゲイリー・ムーア』と書いてあるではないか。
ゲイリー・ムーアと言えば、往年のロックファンなら誰もが知る名ギタリスト。”泣きのギター”や”クレイジー・ギター”など様々な形で呼ばれるギターの神様のような存在だ。
Gary Moore – Parisienne Walkways(パリの散歩道) 試聴 iTunes
しかしながら、ゲイリー・ムーアが活躍したのは、いわゆる80s(エイティーズ)と呼ばれる時代。19歳の羽生結弦とは接点が無さそうなのだが、なぜ彼はショートプログラムにこの曲を選んだのだろうか。
父親であればドンピシャな世代なのでその影響かなとも思ったが、どうやら選曲したのはコーチのジェフリー・バトルだったらしい(もっとも、ジェフリー・バトル自身もかなり若いけれども)。
彼の言葉によれば、「この曲を使用することで、ユヅルを大人っぽくセクシーにしたかった」ということらしい。
それにしても、羽生結弦がフィギュアスケート団体で見せた演技は素晴らしかった。直前のグランプリ・ファイナルで世界選手権3連覇中のパトリック・チャンに勝ったことが自身になったのだろう。とても堂々としていて華のある演技だった。
願わくは、男子シングルでもこの勢いで金メダルを獲得して欲しい。ゲイリー・ムーアの泣きのメロディと共に。
※ゲイリー・ムーアなら、この曲もおすすめ。
Gary Moore – The Loner 試聴 iTunes
羽生結弦のSPテーマ曲はゲイリー・ムーアの”泣きのギター”