チェリスト、作曲家としてこれまで数多くの映画、ドラマのサウンドトラックを手掛けてきた溝口肇さん。テレビ朝日「世界の車窓から」のテーマ曲を担当したことでも知られています。
まるで音楽を通して心の旅をしているかのよう。溝口肇さんの穏やかなチェロの響きが、自分の心の奥底に眠っていた様々な思い出、感情を呼び覚ましてくれます。奥様は同じく作曲家で、アニメファンにはお馴染みの菅野よう子さん。その独特な音色は、菅野よう子さんの持つ精神世界とも共通するところがあるのかもしれません。
■世界の車窓から Next Journey
01. brownie
02. 世界の車窓から 試聴iTunes
03. 朝もやの中の疾走
04. jumping cricket
05. A Mirage of New York
06. quiet place
07. shine
08. interlude ~世界の車窓から(sunrise version)
09. rain train
10. 石の記憶
11. blue eye
12. night night
13. Paris Face Science
14. epilogue ~世界の車窓から(cello solo version)
01曲目「brownie」は鮮やかな一曲。広大な空と大地が見えるようで、オーストラリアにインスパイアされたというのも頷ける感じです。でも曲名がブラウニー、チョコレート菓子ってのは何故だろう?
02曲目「世界の車窓から」はテレビ朝日でお馴染みのあの一曲。軽やかなメロディーがまるで車窓から入ってくる風のようで、旅のワクワク感みたいなものを感じさせます。
03曲目「朝もやの中の疾走」はイギリスという国にインスパイアされて生まれた一曲。イギリスのグレーでちょっぴり寂しげな朝の風景が見えるようです。溝口さんはジョギングが日課なのかな。
09曲目「rain train」はショーロクラブのリーダーにてブラジリアン・ギターの名手、笹子重治さんによる一曲。切ないギターのアコースティック音が心にじわじわと沁みてきます。
10曲目「石の記憶」はスイスでの体験で生まれた一曲。切なく響くチェロはまさに癒しの音色、ヒーリングミュージックとして定評のある溝口肇さんならではの、とてもロマンティックな一曲です。
「世界の車窓から」が聴きたくて手に入れたアルバムですが、お目当ての「世界の車窓から 2004Version」はもちろんのこと、「brownie」や「朝もやの中の疾走」等、その他の楽曲に幾つもお気に入りの音色を見つけることが出来ました。
温かみのあるチェロの音色、とにかく和みます。素敵です。
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楽器の音色の中で一番すきなのがチェロの響きだったりします。
オーケストラの中で聞く音もいいけれど
ソロで聴くチェロは私にとってはまさに癒しの音楽。
世界の車窓から Next Journey
今度聴いてみますね。
チェロの音色は重厚ですよね。とても深みのある音というか・・・。
チェロやバイオリンのソロはとても繊細な感じです。もちろんオーケストラの演奏も良いのですが、ソロにはやはり違った魅力があります。「世界の車窓から」で知った溝口さんですが、今後の創作活動がますます楽しみになりました。