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古(いにしえ)の壁画を思わせるジャケットが印象的。
流れてくるメロディーはゆったりとしたヨーロピアン・ポップ。どこか中世ヨーロッパの伝承を感じさせるエキゾチックな音色です。
イラストが語る物語・・・。
曲を聴きながらジャケットを見ていると、楽曲の中に言い伝えや呪文でも隠されているんじゃないかとさえ思えてきます。
楽曲の雰囲気とは裏腹にメンバーの出身地はアメリカ。シングル「Kiss Me」が大ヒット。その爽やかな風が世界中を席捲しました。
プログレやゴシックの雰囲気を醸す情感豊かなメロディー、そして紅一点のヴォーカル、リー・ナッシュの可憐な歌声が魅力的です。
■Sixpence None The Richer [#89 Billboard 200]
01. We Have Forgotten
02. Anything
03. The Waiting Room
04. Kiss Me (#2 Hot100) 試聴iTunes(USA)
05. Easy To Ignore
06. Puedo Escribir
07. I Can’t Catch You
08. The Lines Of My Earth
09. Sister, Mother
10. I Won’t Stay Long
11. Love
12. Moving On
1曲目「We Have Forgotten」から3曲目「The Waiting Room」までは、まるで3部構成の映画を見ているように曲が繋がっていきます。この辺の流れは思わず唸ってしまうほどに見事です。
そして4曲目「Kiss Me」のイントロが静かに流れてきます。「Kiss Me」は言わずと知れたシックスペンス・ノン・ザ・リッチャーの代表曲。そう、ドコモのCMで流れていたあの曲ですね。
バンド名を冠するアルバムとして相応しい、バンドの全体像を掴むことができるアルバムです。「Kiss Me」が注目されがちですが、実は他の楽曲もムード一杯。ロマンティックな1時間を楽しむことが出来るでしょう。
シックスペンス・ノン・ザ・リッチャー、ベスト盤も出ています。「キス・ミー」がお目当てならこちらもおすすめです。
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