「ラストエグザイル-銀翼のファム-」がおすすめ。このアニメはストーリーが面白いし、絵も綺麗。脚本もしっかりしていて、坂本真綾が歌うOP曲「Buddy」も良い。ほぼ完璧な完成度で大人でも十分楽しめるアニメだと思う。絶対に見るべき・・・とまでは言わないけれども、見ても絶対に損はしないアニメであることは確かだ。
「ラストエグザイル-銀翼のファム-」は2011年10月から2012年3月まで放送されたアニメ。2003年に放送されたゴンゾ制作のアニメ『LAST EXILE』の続編にあたる作品で、最近見てビックリしたのだけれども、第1期に比べ、脚本も作画も驚くほど大幅にパワーアップされている。
ラストエグザイル-銀翼のファム- (公式PV)
ゴンゾのアニメと言えば原作崩壊や作画崩壊を連想するファンも多いけれど、『ラストエグザイル』に関して言えば概ね肯定的な意見が多い。個人的には、1作目の『LAST EXILE』は名作アニメとは呼べないレベルだったとは思う。絵も脚本も、終盤はほとんど余裕が無くなっていた感じだった。
ところが、2作目の『ラストエグザイル 銀翼のファム』は完全に別物のアニメになっている。これには正直ビックリした。制作もゴンゾで変わらないし、スタッフも大きくは変わってはいない様子。それなのに、作画や動画、脚本にとても余裕を感じるのだ。
なにより、脚本が良い。無理のない脚本で安心して見ていられる。キャラクターの絵もゴンゾにしてはかなり綺麗なほうだし、CGの綺麗さに関してはさすがはデジタルアニメのゴンゾとといったところ。
アニメを楽しむには、この続編の「銀翼のファム」だけを見るよりは、第1作目の『LAST EXILE』も見たほうがいいかもしれない。色々な設定や登場人物が1作目から引き継がれているので、これを知らないと、キャスティングの面白さや演出の醍醐味が伝わらないかもしれない。
絵が綺麗なアニメが好きな人や、脚本重視の人、アニメはファンタジーに限るという人には大いに需要があると思う。アニメのグレードとしては「天空のラピュタ」に匹敵する完成度。このアニメ、世間的にもっと評価が高くてもいい気がする。
Reviewer: ごまめ – 2013-07-01
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ラストエグザイル-銀翼のファム- 【公式サイト】
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