チェット・ベイカーはウェストコースト・ジャズを代表するジャズマン。トランペッターとしてはもちろんのことヴォーカリストとしても名を馳せ、全盛期にはその甘い歌声で絶大な人気を博していました。
ムード一杯のジャズ独特の世界。囁くように歌うチェットのヴォーカルがとてもセクシーで、まさにスウィート・バレンタインといったところです。ビバップの小気味良いリズムも心地よく、アメリカン50’sへの憧憬を誘います。
■Sings
01. My Funny Valentine 試聴 iTunes
02. That Old Feeling
03. Like Someone In Love
04. My Buddy
05. It’s Always You
06. Someone To Watch Over Me
07. But Not For Me
08. Look For The Silver Lining
09. I Get Along Without You Very Well
10. I Fall In Love Too Easily
11. The Thrill Is Gone
12. There Will Never Be Another You
「シングス」は多くの人が推すチェット・ベイカーのヴォーカルアルバム。ジャズバラードの名曲「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」等、彼独特の世界を堪能できる一枚です。ちなみにフィギュアスケートの安藤美姫さんがフリーの演技で使用していた曲、それがこの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」だったりします。
ちなみに日本盤は後世にリマスターされたステレオ盤です。オリジナルをお好みの方は輸入盤(モノラル)をチョイスすることをおすすめします。まあどっちが良いとかって話じゃないんですけどね。
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チェット・ベイカー特集 OnGen
チェット・ベイカー-『終わりなき闇 チェット・ベイカーのすべて』/ジェイムズ・ギャビン (著), 鈴木 玲子 (翻訳)
私の最も愛するジャズミュージシャンの一人、チェット・ベイカ ーの生涯に迫る、決…
好きなアーチスト
あなたの好きなアーチストのことを熱く、まったり、クールに語って下さい。
魅惑のユニセックス・ヴォイス
CHET BAKERのSINGS買いました!
ジェイムズ・ギャビン『終わりなき闇 チェット・ベイカーのすべて』
この本は、ある男の人生を、それと関わりを持った人々の証言により、力技で再構築したものである。主人公であるべき、その男はこの本に書かれていることが自分の人生だったと認めるか、認めないかについて、権限を有していない。もう、その男はこの世に存在していないから。だか…