イギリス独特の文化「アフタヌーンティー」。スコーンやサンドイッチとともに紅茶を楽しむイギリスらしい午後のひとときですが、なぜこんな習慣が始まったのかと言うと、実はイギリスでは昼食をとる習慣が無かったからだそうです。
朝食を食べたあとは紅茶を飲むぐらい。夜はガッツリ食べるにしても、どうしてもそれまでの間にお腹が減ってしまう・・・。つまり、午後4時ぐらいになるとお腹が空いてくるというわけです。そこである貴族が、午後の紅茶と一緒にスコーンやサンドウィッチを食べ始めたところ、それが大ヒット。瞬く間にイギリス中に普及していきました。まあ当然といえば当然ですが、イギリス人の多くは内心皆同じ気持ちを持っていたのでしょうね。
そんなアフタヌーンティーですが、自分はもっぱら紅茶をストレートで。あと大事なのがティーカップ。以前はマグカップやコーヒーカップで飲んでいましたが、やはり紅茶はティーカップのほうが絶対良いです。やや浅く出来てるので、とても紅茶の水色が綺麗に出ます。柄も華やかなので気分的にも癒されますし。ティーバックの紅茶も、ちょっと洒落たティーカップで飲むとそれこそイギリスの「アフタヌーンティー」って感じです。
有名なティーカップとしてはウェッジウッドの「ワイルドストロベリー」などがありますが、日本のブランドにもナルミの「シャリラムーン」や、ノリタケの「花更紗」など、なかなかお洒落なティーカップがあります。というより、デザイン的にはノリタケのほうが日本らしくていい感じですが・・・。
ちなみによく聞くボーンチャイナとは「Bone China (骨の磁器)」という意味で、原料に牛の灰を使っているのでこう呼ばれるそうです。
英国式アフタヌーンティーの習慣はイギリスでランチが定着した後も残り、またイギリスだけでなく世界中でもアフタヌーンティーとして定着しています。考えてみれば世界中いたるところで形は違えど「お茶」が飲まれているわけです。やっぱりお茶の力・魅力はすごいですね。
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ナルミ Narumi & ノリタケ Noritake ボーンチャイナ
WEDGWOOD ウェッジウッド 公式サイト